【Tableau】Tableau Desktop入門④:グラフのテンプレートを使ってみよう
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/1547502d-47cc-4929-927c-76454e42834c/b05f84771967d1c10f6c327dc592b692.png)
はじめに
初めてTableauを触る方向けに、「棒グラフ以外のグラフも描きたいけど、簡単にかけないの?!」という疑問に対して、ひとつずつ説明していきます。
解説
実はTableauにもテンプレートがある
え!テンプレート?!どこどこ?!と思った方。
ここです。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/e1c6ab5f-9d9f-4416-bb25-0060d2a0a07a/cb0e9012d44e96bbde4c514810e73560.png)
この「表示形式」という文字をクリックすると、下の図のようなテンプレートが表示されます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/83caaa80-6d45-4d56-bbaa-9b5b7f9d427a/775895f3b80d6c94eda55357ec7aa00c.png)
「表示されたけど…ぜんぶグレーアウトしていて選択できないんですけど…」
そうなんです。Tableauでは先に可視化したいフィールドをビューの中に入れていないと、テンプレートが使えません。
まずは可視化したフィールドを選択しよう
テンプレートを使うには可視化したいフィールドを選択する必要があります。
試しに1つのディメンションフィールドと1つのメジャーフィールドをビューに入れてみましょう。
たとえば、「カテゴリ」と「売上」をビューにいれて、カテゴリごとの売上を知りたいとします。
ここでは、それぞれのフィールドをどこに入れてもかまいません。
列シェルフでも行シェルフでもマークカードのどのプロパティでもOKです。(もちろんビューに直接ドロップでも)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/a95d3e1a-d9fd-42bc-9b36-e7bbe0e43214/c9aba85491d11ee47031b94be252e2cb.png)
すると、どうでしょう!
「表示形式」のいくつかのテンプレートに色がついて選択できるようになっています。
ちなみに赤線で囲まれたグラフが推奨グラフです。この場合は横の棒グラフがおすすめということになります。
今回は、ためしに右下の丸がいっぱいのグラフ(バブルチャート)を選択してみましょう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/f5cbaf9e-3748-4108-a22c-af0dbf831609/ec2a247d0dcabfbf1c57952a98cb2108.png)
各カテゴリの売上の大きさに合わせた大きさの丸が3つ表示されました。
ここから棒グラフ以外のつくり方を学ぶ
この際に、マークカード・列と行シェルフに着目します。
すると、マークタイプは「円」、サイズに「合計(売上)」、ラベルと色に「カテゴリ」が入っています。列と行シェルフには何も入っていません。
同じグラフを描くには、このマークカードと列・行シェルフを再現すればよいのです。
つくりたいグラフから作成してみる
上の例では、フィールドを選んでから、作成可能なグラフを選択しました。
次は作りたいグラフを選んでから、フィールドを選択してみる方法を説明します。
まず、「表示形式」の中から作成したいグラフにカーソルを合わせてみます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/0af4b71a-0fdb-4448-bf88-33c49158b0ae/79fed7ceff5d262179731111f94aa309.png)
すると、下の方に必要なフィールドの種類と個数が表示されます。
棒グラフ+折れ線グラフの例では「1個の日付 0個以上のディメンション 2個のメジャー」と表示されました。
これに従い、グラフに使うフィールドを選択します。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/ab37d37a-88f4-45c7-89d5-c8e15ff8f36a/b04f65c3c3e86dcd894125997c676f87.png)
Ctrlを押しながらクリックすると複数選択ができるので、必要なフィールドを選択していきます。
今回の例では、1個の日付と2個のメジャーが必要となります。
日付とは、フィールド名の左のアイコンがカレンダーのマークをしているものです。
今回は「出荷日」を選択しました。
メジャーはフィールドリストの下半分にある(よく見るとフィールドリストの中に区切り線があるので、線より下がメジャーです)、フィールド名の左のアイコンが#のマークをしているものです。
今回は「利益」と「売上」を選択しました。
すると、「表示形式」のテンプレートに色がつきました。
今回お目当ての棒グラフ+折れ線グラフを選択してみます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/92296698-52b1-45cb-aaf4-121508093f38/e973c2255903244e17357daa4e5dd053.png)
このように、お目当てのグラフを作成することができました。
さいごに
Tableauは表現の幅がひろく、さまざまなグラフを作成することができます。
だけど初めのうちは、それをどうやってつくったらよいか分からなかったり、もしくは棒グラフ以外のグラフが思いつかなかったりしますよね。
その場合は、ぜひこの「表示形式」からつくってみましょう。
おまけ
表示形式を消したい
「表示形式」は便利なんだけど、お目当てのグラフさえ作ることができれば、あとは邪魔です。
必要ない場合は消しておきましょう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/75ec238e-8ad0-4d84-b2a4-a675354461e2/6e6d68073c689fecb35698923653cef7.png)
「表示形式」の文字を少し横にドラッグすると、右端に「×」マークがでます。
「×」マークをクリックで消すことができます。
また表示したいタイミングで「表示形式」をクリックで再表示されます。
本当の名前は「Show Me」
Tableauはアメリカ生まれです。この「表示形式」は英語圏では「Show Me」と表示されます。
「データをこんな感じで私に見せて!」という意味でしょうか。
日本語表現が難しく、「表示形式」という表現に落ち着いたのかもしれません。
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