【Tableau】ヒストグラムの作り方
はじめに
データの分布を把握することは、データを理解する上でとても大事です。
データの分布を把握する代表的な方法として、ヒストグラムがあります。
Tableauでどのようにヒストグラムをつくるのかを説明します。
解説
まずビンをつくる
ヒストグラムはデータを等間隔の区間にわけて、その区間に入る個数がY軸になります。
ビンはヒストグラムのX軸、つまり各区間のことです。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/d36a98d7-bcd5-46ab-8eea-1939514945af/f3bdbbee4466759069bcd4d82b3ddb9f.png)
上の図では、サンプルスーパーストアの「利益」をヒストグラムにしています。
この「利益」を各区間に変換した新しいフィールドが必要です。
たとえば、「利益」が3,000円であれば 0~5K、22,100円であれば 20~25Kというように変換が必要です。変換された新しいフィールドをビンと呼びます。
それでは、ビンのつくり方を説明します。
まずヒストグラムをつくりたいメジャーフィールドを右クリックしてメニューを表示します。
その中の「作成」の中の「ビン…」をクリックします。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/179a9b21-6cd4-4390-a632-00e2f2acfdea/e2c020bb06cefd2bedc7ca072d90f0ab.png)
次に、下の図のようなウィンドウが出ます。このウィンドウでビンの詳細設定を行います。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/865a5466-dc77-4230-8483-a996dab5a430/9c5fc95300b3f0695f5a9582fc263b47.png)
- 新しいフィールド名
ビンのフィールドの名前を指定できます。
「ビン」と聞いてもピンとこない人もいると思うので、
「利益(ヒストグラム)」など伝わりやすい名前にするのもよいですね。
- ビンのサイズ
区間の幅を決めます。デフォルトでは、Tableauが計算した値が入力されています。
ここには自分で好きな値を入れることができます。
たとえば、説明しやすいようにキリの良い値を入れてもよいです。
また、任意の固定の値だけでなく、パラメータを入れることもできます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/e19e50af-6256-4c15-a6a6-4c9000fc42da/94c07ab7ddf1cda67ec0adbd38e414ab.png)
ここでは、すでに作成されたパラメーターを選べる他、新しくパラメーターを作成することもできます。
- ビンサイズの提案
ビンのサイズを手入力もしくはパラメーターを選択した後に、やっぱりデフォルトの値を使いたいと思った際に、このボタンをクリックするとデフォルトの値が再入力されます。
- 値の範囲
ここは入力できるエリアではありません。
対象のメジャーフィールドの最小値、最大値、差異(最大値ー最小値)、個別のカウントが表示されます。
フィールド名とビンのサイズを設定したら「OK」ボタンを押下します。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/cd6218ac-f471-4401-8a52-01b4c2a210fd/d5f822373a179998e67c5663edc1ec51.png)
ディメンションフィールドの中にヒストグラムのマークの「利益(ビン)」が作成されました。
ヒストグラムを作成してみよう
ビンが作成できたので、ヒストグラムを作成してみましょう。
列シェルフにビンを、行シェルフに度数(ヒストグラムの高さ)になるフィールドを入れましょう。
今回は度数として、オーダーIDの個別のカウントをいれると、下のようなヒストグラムができます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/ac836ffc-95d5-4330-8381-9311c9bd6113/9f44ea64a0a75c08e6b96194257a53fb.png)
ビンの編集
できあがったヒストグラムをみて、区間の幅を変えたいと思ったら
ビンの編集をしましょう。
編集したいビンのフィールドを右クリックしてメニューの中の「編集…」をクリックしましょう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/bcb9c2e5-cf56-403f-85c7-1f78d019fbb8/25eca7c6a8d33d7f77dae022656a7945.png)
ビンの編集の画面が再度表示されます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/39211d3f-2772-47f2-a1b6-d573de0ec810/ade3ac19aa128531547b35cc9b421165.png)
あとから何度でも編集することができます。
おまけ パラメーターをビンにしてみる
上の例のように、ビンのサイズを頻繁に変更する場合はパラメーターを活用することをおすすめします。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/b869db5e-69a1-494a-a774-dc007a7ef01a/94c07ab7ddf1cda67ec0adbd38e414ab.png)
ビンのサイズで「新しいパラメーターの作成…」を選択して、パラメーターを作成します。
今回は下の図のように設定しました。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/222c8f09-5dfa-42f1-9fb3-4904f7cdf4da/136535b64006cdc6c7cce96f62908f65.png)
今回は、デフォルト値5,000、500~10,000の間を500ずつ調整できるパラメーターを作成しました。
(パラメーターの作成については他記事で説明しています。)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/86d4893a-bc10-458c-9704-f496217baecd/9374e000cb6e8af731ec68aca074dcaf.png)
パラメーターを表示すれば、ビンのサイズを自由に変更できるようになりました。
さいごに
ヒストグラムはデータの全体像を把握するためにとても便利なグラフのひとつです。
Tableauでは作成する手順を正しく踏む必要があるので、実際につくる際に見直してみてください。
・会社のデータをもっと有効活用をしたい
・BIツールを導入したい
・Tableauに取り込みたいデータソースがある
・Tableauの効果的な可視化についてもっと知りたい
・組織においてのTableauの定着化をもっと推進したい
・新しいKPIを作りたいが、自信がない
アタラにはTableauを含むBIツールのエキスパートが在籍しております。
このような課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にこちらまでご相談ください。
この記事をシェアする
まずはお気軽にご相談ください
BIシステムの導入からデータ活用の自走化まで支援いたします
![画像](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/4d0b04d7-7f5d-42c3-b823-340f0c6b6ba2/85e622eaa9cd1405991d24003691b01f.png)