【Tableau】金額を常に通貨表記にする方法(既定のプロパティ)
解説
こんな時に便利
金額フィールドの通貨表記
たとえば、[売上]というメジャーを使ってグラフを作る際、[売上]は金額なので「¥」をつけて表示させたいとします。
その際は、行シェルフに入っている[合計(売上)]を右クリックして「書式設定」を選択します。
左側に表示された書式設定メニューの中の「数値」の設定を「通貨」に変更して「¥」をつけます。
<軸の書式設定>
<ペインの書式設定>
メジャーを平均で計算
また、[売上]÷[数量]で計算された[単価]というフィールドがあったとします。[単価]は足しあげても意味があまりないので、「合計」ではなく「平均」で集計したいです。
その場合は[単価]を行や列シェルフにドロップした後、[合計(単価)]を右クリックして集計方法を「平均」に変更します。
金額を通貨表記にしたり、集計方法を変更したり、これらの設定変更はそれぞれのフィールドを使用する各シートごとで毎回実行する必要があります。それは少し面倒ですよね。
その手間を省略するために、「規定のプロパティ」を設定します。
規定のプロパティの設定方法
まず、データペイン内で対象のフィールドを右クリックします。そこで表示されたメニュー内の「規定のプロパティ」にカーソルを合わせます。
そこで表示されたメニューが、規定のプロパティとして設定できるものになります。メジャーかディメンションによって表示されるものが異なります。
金額などを通貨表記にしたい場合は、「数値形式」をクリックして、表示された画面で数値形式を変更します。
これで設定されたフィールドは常に通貨表記で表示されるようになります。
集計方法を「平均」にしたい場合は、「集計」にカーソルを合わせて、さらに表示されたメニュー内の「平均」をクリックします。
これで設定されたフィールドを行や列シェルフにドロップすると、最初から「平均」で集計されるようになります。
その他にも、ディメンションの規定のプロパティには「並び替え」があり、デフォルトの順番を手動やアルファベット順などで設定できます。
さいごに
いかがでしたか?Tableauの規定のプロパティについて説明しました。金額を常に通貨表記にしたり、比率を常に%表記にしたいときに使える便利な機能です。
他にも、デフォルトの集計方法を変えたり、ディメンションの並び替えや色の設定などを固定させることができるので、特にグラフを多く作る際に、グラフ間のプロパティを一致させたい時にとても便利です。ぜひ参考にしてみて下さい。
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