【Tableau】Salesforceのデータを接続する方法を紹介

はじめに

営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)などの機能を提供するクラウドサービスであるSalesforce。営業やマーケティング活動に必要な情報管理が非常にスムーズに行える便利なツールです。
蓄積されたデータを集計するダッシュボード作成機能はありますが、グラフの種類などが限られており本当に知りたいことを確認・分析するためには何か物足りない、と感じてはいないでしょうか?
よりデザイン性、解釈性の高いダッシュボード分析をするためには、BIツールを使うことがおすすめです。BI上でSalesforceのデータとその他のデータを組み合わせて可視化することもでき、Salesforce上だけでは行えていなかった効果的なダッシュボード作成が実現できます。
今回はBIツールであるTableauでSalesforceのデータに接続する方法をご紹介します。
 
 

解説

①Tableau DesktopからSalesforceに接続する

まずは、Tableau Desktopを開きます。
Salesforceに接続するためには、「サーバーへ」の下の「Salesforce」をクリックします。
 
次に、Webブラウザが立ち上がりSalesforceの認証情報を求められるので、自身のユーザ名とパスワードを入力してログインします。
 
次に、アクセス許可を確認する画面に遷移するので、内容を確認して問題ない場合は「許可」をクリックします。
 
許可すると、認証が完了したことを知らせる画面に遷移します。
このウィンドウを閉じて、Tableau Desktopに戻ります。
 
 

②Salesforce内の接続したいオブジェクトを選択する

 
次に、グラフ化したいデータが含まれているオブジェクトを選択します。
Tableau Desktopのデータソース画面の左側には、下半分にSalesforceオブジェクトの一覧があり、上半分にはそれらのオブジェクトのうち、よく使われるものを結合した標準接続の一覧があります。
 
対象のオブジェクトを画面右側の白いエリアにドラッグアンドドロップするか、ダブルクリックをすることで接続できます。
 

②’ Salesforceの標準接続の中身を確認する

 
ちなみに、標準接続の中身(どのオブジェクトを結合したのか)を確認したい場合、以下の方法があります。
まず、選択した標準接続の名前右端の「▼」ボタンをクリックし、表示されたメニューの「開く…」をクリックします。
 
「開く…」をクリックすると、下のような画面が表示されます。
この画面から、「キャペーンデータ」という標準接続の中には9つのオブジェクトを使用していることが分かります。
 
青い帯のついた箱の一つ一つがオブジェクトです。しかし、これを見ただけではどのオブジェクトを使用しているか分かりません。Tableauが自動的に各オブジェクトの名前を理解しやすい形に変えているからです。
オブジェクトの名前を知りたい場合は、表名の右端の「▼」ボタンをクリックし、表示されたメニューの「表名をリセット」をクリックします。
 
「表名をリセット」すると、オブジェクト名がわかるようになります。
今回の例では、「キャペーンデータ」という表は「キャンペーンメンバー」というオブジェクトだということが分かりました。
 

③Salesforceから接続されたデータをグラフ化する

 
分析したいオブジェクトや標準接続を選択したら、グラフ化の作業に移ります。
画面左下の「シート1」をクリックします。
 
シートに移動すると、下のような画面が表示されます。
 
標準接続など複数のオブジェクトを接続している場合、データ一覧では各オブジェクトごとにデータがまとめられています。
オブジェクト名の左の下矢印をクリックすることで中身のデータ一覧を確認することが可能です。
 
グラフ化するためには、データ一覧から表示したい項目を選んでグラフ表示エリアにドラッグアンドドロップします。

最後に

いかがでしたか?
TableauからSalesforceに接続してグラフ化する方法をご紹介しました。
SalesforceのデータをTableauで可視化することで大量データをスピーディに、より詳細に分析することが可能になります。
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