【Tableau】個別のカウントとは?ポイントと使い方を紹介

はじめに

Tableauを活用するにあたり、ときどき耳にするワード「個別のカウント」。
「個別のカウント」とはいったい何なのでしょうか。
結論から言うと、「個別のカウント」=種類数 です。
知っていると便利なものなので、「個別のカウント」について解説します。

解説

カウントと個別のカウント

まず、個別のカウントとは「合計」や「平均」と同じく集計関数です。
似たような名前の集計関数として「カウント」があります。
「カウント」はデータの個数、「個別のカウント」はデータの種類数になります。
 
たとえば、下のようなデータがあったとします。
 
まずは「カウント」について解説します。
「訪問先」のカウントは、9つデータが入っているので、9になります。
つまり、カウント=行数 と思うかもしれません。
しかし「商談相手」のカウントはどうでしょうか。
上の図のように、「商談相手」の中にはデータが入っていないものもあります。
データが入っている個数をカウントすると7になります。
カウントは行数ではなく、データの個数なのです。
 
次に「個別のカウント」について解説します。
「訪問先」の個別のカウントは、「訪問先」の種類数なので、A社・B社・C社の3つになります。
 
「訪問先」に着目すると、
「訪問先」のカウント = 訪問回数
「訪問先」の個別のカウント = 訪問社数
と考えられます。
 
 

Tableauでの集計の仕方 その①

「カウント」と「個別のカウント」の考え方がわかったところで、
実際にTableauで使ってみましょう。
集計したいディメンションフィールドを右クリックでビューに入れます。
すると、下の図のようなウィンドウが出てきます。
ここで、「カウント」もしくは「個別のカウント」を選択すると
選択した集計内容がビューに反映されます。
今回は「個別のカウント」を選んでみました。
ちなみに集計方法を変えるには、緑のカプセルを右クリックして、「メジャー」を開くと集計方法を再選択できます。

Tableauでの集計の仕方 その②

ビューの中での集計の仕方について説明してきました。
もう1つの集計方法として、計算フィールドがあります。
「個別のカウント」の関数は、COUNT DISTINCTの略で、COUNTD(フィールド名)となります。
「カウント」の関数は COUNT(フィールド名) となります。
Excel関数のCOUNTは数値の入ったセルの数を返す関数なので、同じ記述ですが意味が違うので要注意です。
TableauのCOUNTは、Excel関数のCOUNTAと同じです。

さいごに

いかがでしたか?「個別のカウント」と聞くとピンとこないかもしれませんが、種類数を集計してくれる便利な集計方法です。
人数などを数えるときに使えるのでぜひ活用してみてください。
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