【Tableau】個別のカウントとは?ポイントと使い方を紹介
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/8de5ec87-f009-4215-9c6f-ba44a5272e3f/9a60d03a749aae5e8782c678fe5c60f8.png)
はじめに
Tableauを活用するにあたり、ときどき耳にするワード「個別のカウント」。
「個別のカウント」とはいったい何なのでしょうか。
結論から言うと、「個別のカウント」=種類数 です。
知っていると便利なものなので、「個別のカウント」について解説します。
解説
カウントと個別のカウント
まず、個別のカウントとは「合計」や「平均」と同じく集計関数です。
似たような名前の集計関数として「カウント」があります。
「カウント」はデータの個数、「個別のカウント」はデータの種類数になります。
たとえば、下のようなデータがあったとします。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/e8e75938-5726-4956-bf2e-50e8e3559e7a/d8c1a05c80637edd03fc438bb2ac5a43.png)
まずは「カウント」について解説します。
「訪問先」のカウントは、9つデータが入っているので、9になります。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/f0411ac5-4cda-4547-9a43-7b12e75d5749/d2fc3ef723eb344793af82654cdc4324.png)
つまり、カウント=行数 と思うかもしれません。
しかし「商談相手」のカウントはどうでしょうか。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/d777bbe5-c579-4d65-805a-e810a0f85034/37323736380bca29347101832f796ec2.png)
上の図のように、「商談相手」の中にはデータが入っていないものもあります。
データが入っている個数をカウントすると7になります。
カウントは行数ではなく、データの個数なのです。
次に「個別のカウント」について解説します。
「訪問先」の個別のカウントは、「訪問先」の種類数なので、A社・B社・C社の3つになります。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/5aa05548-6475-46b8-8fbb-c8ab6fdb5bdf/fc18086245bff7635b0f32ea856a583f.png)
「訪問先」に着目すると、
「訪問先」のカウント = 訪問回数
「訪問先」の個別のカウント = 訪問社数
と考えられます。
Tableauでの集計の仕方 その①
「カウント」と「個別のカウント」の考え方がわかったところで、
実際にTableauで使ってみましょう。
集計したいディメンションフィールドを右クリックでビューに入れます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/726eab43-f3f4-4ec7-8ea0-566b4275951a/eeb692d8f1e6bea3b448962d4d7d77e3.png)
すると、下の図のようなウィンドウが出てきます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/02440580-8ffc-4d6b-8c96-c9684d91556b/fb1d697da767e8dfd6bbc1b19b478379.png)
ここで、「カウント」もしくは「個別のカウント」を選択すると
選択した集計内容がビューに反映されます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/89cb328e-cb3b-40cc-ad1f-0aec25642712/b2c63b430bc505085767a07b59a3dda1.png)
今回は「個別のカウント」を選んでみました。
ちなみに集計方法を変えるには、緑のカプセルを右クリックして、「メジャー」を開くと集計方法を再選択できます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/5e9f7abe-c777-4480-a0f1-60f53f0f6b14/0027747fc84a75f2627e623fb51265ae.png)
Tableauでの集計の仕方 その②
ビューの中での集計の仕方について説明してきました。
もう1つの集計方法として、計算フィールドがあります。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/335479b6-fa52-4f94-bb9d-28006e2d817c/21a965d57175ec0457ec8dd6ecbfc48e.png)
「個別のカウント」の関数は、COUNT DISTINCTの略で、COUNTD(フィールド名)となります。
「カウント」の関数は COUNT(フィールド名) となります。
Excel関数のCOUNTは数値の入ったセルの数を返す関数なので、同じ記述ですが意味が違うので要注意です。
TableauのCOUNTは、Excel関数のCOUNTAと同じです。
さいごに
いかがでしたか?「個別のカウント」と聞くとピンとこないかもしれませんが、種類数を集計してくれる便利な集計方法です。
人数などを数えるときに使えるのでぜひ活用してみてください。
・会社のデータをもっと有効活用をしたい
・BIツールを導入したい
・Tableauに取り込みたいデータソースがある
・Tableauの効果的な可視化についてもっと知りたい
・組織においてのTableauの定着化をもっと推進したい
・新しいKPIを作りたいが、自信がない
アタラにはTableauを含むBIツールのエキスパートが在籍しております。
このような課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にこちらまでご相談ください。
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