【Looker Studio】音楽再生のパフォーマンスを可視化!Looker Studioで作成したダッシュボードのご紹介

音楽再生のデータを効率的に分析することは、アーティストやマーケティング担当者にとって非常に重要です。そこで、Looker Studioで作成したダッシュボードを活用すると、複雑なデータを視覚的にわかりやすく把握できます。
今回紹介するLooker Studioで作成した音楽再生ダッシュボードは、音楽再生数の全体的な傾向や、アーティスト別・媒体別のパフォーマンスを直感的に分析できるように構成されています。例えば、再生回数の推移や、どのアーティストが特に人気があるのか、またどの音楽配信サービスが最も利用されているのかなど、重要な情報をすぐに確認できます。
この記事では、本ダッシュボードの各セクションを詳しくご紹介し、どのように活用できるのかを解説します。
 

ダッシュボード概要

このダッシュボードは、音楽再生のデータを可視化し、全体の状況把握から詳細分析まで、あらゆるニーズに対応できるものです。全3ページ構成になっています。

1. 全体的な再生回数の概要

このページでは、音楽再生の総合的な再生回数が表示され、音楽再生の全体の規模を簡単に把握できます。
また、目標の再生回数を「20億再生」と設定おくと、ALL Plays(総再生回数)の項目では達成率が確認できます。下記画面からは、目標値より1.5%多く再生されていることがわかります。
ALL Playsの右横には最も人気のあるアーティストTOP3(Ado、NewJeans、YOASOBI)それぞれの再生回数を表示、アーティストごとの人気が比較できます。
左下には日付ごとの再生数を示す表をレイアウトし、急増した再生数やトラフィックの動向を簡単に把握できます。
右下にはアーティスト別の再生数を日付ごとに積み上げて表示しており、人気の変動を確認できます。(右下)
 

2.媒体別分

このページでは、音楽配信の媒体別の再生回数をもとに、媒体の比較ができます。
左上のドーナツグラフでは、音楽再生の媒体(YouTube Music、Spotify、Apple Music、Amazon Music)ごとの再生割合を視覚的に表示します。
右上の表では、各媒体の再生回数をテーブルで詳細に表示し、どの媒体が最も多く利用されているかを確認できます。
下部のグラフでは、日別に各媒体の再生回数を積み上げて表示し、どの媒体がどの時期に活発だったのかを確認できます。
 

3.アーティスト別属性分析

このページでは、アーティスト別にどのようなユーザー、地域などに再生されているのかを分析できます。
左上のグラフでは、年代別にアーティストごとの再生回数を表示し、どのアーティストが特定の年代で人気があるのかを視覚化します。
右上のグラフでは、地域ごとの再生回数を積み上げ棒グラフで表示し、地域別に人気の音楽を把握できます。
左下のグラフでは、性別ごとの再生回数を表示し、音楽が男女別にどう消費されているのかを可視化します。
右下のグラフでは、アーティストごとにどの媒体が使われているかを積み上げ棒グラフで表示し、ターゲット層に合わせた戦略を立てるのに役立ちます。(右下)
 

まとめ

今回ご紹介したLooker Studioで作成した音楽再生データダッシュボードは、音楽再生のデータを視覚的に分かりやすく分析できる強力なツールです。全体的な再生数の推移や、アーティストごとの人気、さらには媒体別の利用状況まで、さまざまな角度からデータを把握することができます。これにより、マーケティングの施策や戦略をデータに基づいて的確に立てることが可能です。
音楽業界において、トレンドやユーザーの動向をいち早くキャッチすることは非常に重要です。Looker Studioのダッシュボードを活用することで、データ分析を簡単に、そして効果的に行うことができ、今後の戦略に大いに役立つことでしょう。
データをただ見るだけでなく、実際のマーケティングやコンテンツ戦略にどう活かすかが成功の鍵です。ぜひ、今回ご紹介したダッシュボードを参考に、音楽配信の新たな可能性を広げてください。
📊
・会社のデータをもっと有効活用をしたい ・BIツールを導入したい ・BIツールに取り込みたいデータソースがある ・BIツールの効果的な可視化についてもっと知りたい ・組織においてのBIツールの定着化をもっと推進したい ・新しいKPIを作りたいが、自信がない アタラにはBIツールのエキスパートが多数在籍しております。このような課題をお持ちの方は、アタラ合同会社のBIツール導入コンサルティングサービスへお気軽にお問い合わせください。
 
この記事をシェアする