【Looker Studio】テンプレートギャラリーとは？初心者がまず使うべき便利機能を紹介
この記事では、Looker Studioのテンプレートギャラリーについて紹介します。
Looker Studioを使い始めてみたものの、「どんなレイアウトを作ればよいのかわからない」「参考にできるサンプルはないのか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
実は、Looker Studioにはコピーしてすぐに使用できるレポートのテンプレートが存在します。なにから始めていいかわからない、という方はテンプレートギャラリーからイメージに近いものを選び、参考にすることがオススメです。
また、本記事で紹介するGoogle提供の公式テンプレートギャラリーとは別に、弊社で作成しているBIダッシュボードのテンプレート集も以下のページで公開しています。
こちらも是非参考にご活用ください。
テンプレートギャラリーの場所
テンプレートギャラリーは、Looker Studioを利用開始するとすぐに利用可能です。
まず、以下のページからLooker Studioの利用を開始します。
画面の案内に従ってメールアドレスの入力などの簡単な設定を行うと、以下の画面が表示され、Looker Studioの利用を開始できます。
左上の [＋ 作成] のボタンを押すと、ダッシュボードの編集画面に進むことができますが、テンプレートギャラリーの利用時はここは無視してOKです。
画面上部にいくつかダッシュボードのサンプルが表示されています。これがテンプレートギャラリーです。デフォルトでは4つ程度のテンプレートが並んでいますが、赤枠の [テンプレートギャラリー] をクリックすると、さらに多くのテンプレートを確認することができます。
テンプレートをアクティベートする
テンプレートギャラリーの一覧画面から、気になったサンプルが見つかったら、クリックするだけでレポートのテンプレートが利用開始できます。
まず初めに立ち上がるレポートは、Google提供のサンプルデータが元になっています。
画面右上にある [自分のデータを使用] を選択すると、実際に使用している本番データをそのまま使用し、レポート上の数値を本番化することが可能です。
ログインしたメールアドレスに紐づくアカウント情報が取得できるので、対象のデータを保持していればすぐに差し替えてレポートを使用することができます。
このテンプレートを基にして、色の変更やレイアウトなどを修正し、より使い勝手のよいオリジナルなレポートを作成したい場合は、[編集して共有] をクリックするとレポートの編集画面に進みますので、改変を加えることが可能です。
テンプレートの代表例
テンプレートは、Googleの主要サービスを元データとして想定しているものが多く用意されています。一部を抜粋して紹介します。
Google Analytics
ユーザーの来訪実績を可視化したレポートです。GAのロゴのカラーに合わせ、黄色ベースのカラーになっています。
縦長のレイアウトで、上部にはフィルターと要約されたデータが並び、下には構成比や表形式の集計で詳細分析を行うためのチャートが連なっています。
スクロースをして深掘りを進めていく形式の参考になりそうです。
BigQuery
これもロゴのカラーに併せて青色のデザインになっているダッシュボードです。障害の発生状況を可視化したレポートです。
日別の実績が棒グラフで並び、表形式で一覧表示されたチャートが連続して並びます。
最も初めに視線を置く左上の箇所に、サマリー数字が並んでおり、一目でわかる工夫がなされています。これはどんなレポート・ダッシュボードを作る際にも、基本形として参考にできる構成です。
Google 広告
Google 広告の運用実績をまとめたレポートです。こちらもよく見ると、ロゴに使われている緑・黄色・青がベースになっています。
画面を３分割し、観点別に情報をまとめられており、各指標のバランスを見て広告投下検討を行うのに便利なレイアウトになっています。
背景が黒系になっているもの目を引くポイントで、カラーコーディネートの参考にもなりそうです。
Search Console
検索実績が可視化されたレポートです。
上部で総数の傾向と推移が確認でき、下部はインプレッションのランキング形式で表が並んでいます。
並び替えもワンクリックで出来るようになっており、流入効率の大きなワードの発見をするのにとても便利な形式になっています。
以上のテンプレートをそのまま使うことも、デザインのサンプルとして参考までに使用することも、どちらも有効に活用できると思います。
何から始めていいかわからないという方は、まずはテンプレートギャラリーからレポート作成を始めてみてはいかがでしょうか。
・会社のデータをもっと有効活用をしたい
・BIツールを導入したい
・BIツールに取り込みたいデータソースがある
・BIツールの効果的な可視化についてもっと知りたい
・組織においてのBIツールの定着化をもっと推進したい
・新しいKPIを作りたいが、自信がない
アタラにはBIツールのエキスパートが多数在籍しております。このような課題をお持ちの方は、アタラ合同会社のBIツール導入コンサルティングサービスへお気軽にお問い合わせください。
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