【Looker Studio】Excelのデータを接続する方法を紹介

はじめに

データ活用と聞くと、真っ先に思い浮かべるのはExcelではないでしょうか。組織内のデータをExcelで管理している企業は多いと思います。
Excelではデータの保管だけでなく、データの編集やグラフ化も行えます。しかし、グラフの種類に限りがあったり、データ量が増えると動作が重くなるなどのストレスを感じてはいないでしょうか?
そのようなストレスを抱えている方には、データをわかりやすく、かつスピーディにグラフ化することができるBIツールを活用することがおすすめです。
今回はBIツールであるLooker Studioを使って、Excelデータをグラフ化する方法をご紹介します。
 
 

Excelファイルの準備

 
今回はデモとして、下記のデータを使用します。
 
 

ExcelファイルをLooker Studioに接続する2つの方法

 
本記事作成の2023年1月時点では、Excelファイルを直接Looker Studioへ連携する機能はないため、ExcelファイルをLooker Studioで読み取り可能な形式に変換する必要があります。
今回は下記2パターンの方法を解説します。
 
  • ExcelファイルをCSV形式に変換し接続する
  • ExcelファイルをGoogle スプレッドシートに変換し接続する
 
 

1.ExcelファイルをCSV形式に変換し接続する

 

1-1.ExcelファイルをCSV形式に変換する

 
Excelのファイルを開き、メニューの「ファイル」から、「名前を付けて保存」を選択します。
 
保存する際、「ファイルの種類」を指定するプルダウンメニューで、「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選択します。設定が完了したら、「保存」をクリックします。
 
もし接続するExcelファイル内にシートが複数ある場合は、シート単位で保存を行う必要があるため、注意が必要です。
 

1-2.Looker StudioからCSVファイルに接続する

 
Looker Studioにログインし、新規のレポート編集画面を開きます。
 
上部にある「編集」のボタンをクリックします。
 
 
編集画面が表示されたら、メニュー内の「データを追加」をクリックします。
 
 
接続オプションの一覧が表示されるので、「ファイルのアップロード」を選択します。検索ウインドウで絞り込みをするとスムーズです。
 
 
先に準備していたCSV形式のファイルをアップロードします。ドラッグ&ドロップ、もしくは「クリックしてファイルをアップロード」からファイル指定をすることができます。
 
 
「ステータス」の欄がアップロード済みになったら、右下の「追加」をクリックします。
 
レポート画面上に接続したファイルをもとにした、表形式の集計が自動で表示されます。これでCSVのファイルをLooker Studioに接続することは完了し、グラフ作成を進めることができます。
 
 
 

2.ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換し接続する

 

2-1.ExcelファイルをGoogle スプレッドシートに変換する

 
まず、Google スプレッドシートを開きます。「ファイル」から「インポート」を選択します。
 
 
インポートするファイルを選択する画面が表示されます。「アップロード」選択すると、画面が切り替わり下記の表示になります。
接続するExcelファイルをここからアップロードします。ドラッグ&ドロップ、もしくは「BROWSE」からファイル指定をすることができます。
 
 
ファイルの確認画面が表示されます。「インポート場所」の欄ではプルダウンでインポートの形式が選択できます。選択が完了したら「データをインポート」をクリックします。
 
 
※インポートの形式は下記の中から選択ができます。
 
 
しばらく読み込みの待ち時間があった後、Excelファイルと同様のデータが、Google スプレッドシート上に表示されます。シート名を書き換え、Google スプレッドシートへの変換は完了です。
 
 

2-2.Looker StudioからGoogle スプレッドシートに接続する

 
Lookerの画面上で接続オプションの一覧を表示するところまでは、1-2の手順と同様です。
「Google スプレッドシート」を選択します。
 
 
接続をしたいGoogle スプレッドシートを選択します。フォルダの場所から選択することや、URLを打ち込みなど様々な方法があります。
検索したい場合は、虫眼鏡アイコンをクリックすることで検索ウインドウがONになります。
 
ワークシートが複数ある場合は接続を行うワークシートを選択します。オプションの欄で詳細な設定を行った後、右下の「追加」をクリックします。
※複数のシートがある場合は、一括で選択をすることができません。例えば3シート接続をしたい場合、ここまでの手順を3回個別に行う必要があります。
 
Google スプレッドシートのデータをもとにした、表形式の集計が自動で表示されます。これで接続は完了し、グラフ作成を進めることができます。
 
 

3.データの更新頻度の確認・設定を行う

 
Googleスプレッドシートの場合、元のデータを定期スケジュールで自動的に再接続し、自動更新を行うことができます。
CSVの場合、自動更新機能を利用することはできず、新しいデータを再度インポートする必要があります。
 
💡
自動更新の頻度について Google スプレッドシートの場合は、15分毎/1時間毎/4時間毎/12時間毎 から選択可能。デフォルトでは15分毎になっています。
 
 
Looker Studioの「リソース」メニューから、「追加済みデータソースの管理」を選択します。
 
 
接続されているデータソースが一覧表示されます。更新頻度を確認したいデータソースの「編集」をクリックします。
 
「データの更新頻度」の箇所で、設定されている更新頻度を確認できます。変更が必要な場合は赤枠の箇所をクリックします。
 
赤枠の箇所をクリックすると、下記の画面が表示され、更新頻度の設定を行うことができます。
 
 

最後に

いかがでしたか?
Looker StudioからExcelに接続してグラフ化する方法をご紹介しました。
ExcelのデータをLooker Studioで可視化することで大量データをスピーディに、より詳細に分析することが可能になります。
📊
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