【Domo】棒グラフと折れ線を複数表示し、累積表示にするグラフの作り方を解説

はじめに

ビジネスの現場では、定量的な目標を定めて、実績と目標を見比べながら、次の打ち手へつなげ行くことが多いですよね。
 
日々様々な情報を処理しなければならない中で、
  • 過去の目標vs実績を確認したい
  • その累積(=年間のトータルでで見るとどこまで進捗しているのか)も確認したい
という考えたことはないでしょうか。
 
その一つの解として下記のような表現方法があります。
グレーは目標で、緑は実績を表しています。
棒グラフは月次の集計値で、折れ線はそれを足し上げていったもの(累積)です。
 
本記事では上記のカードを作る設定方法を解説します。
 
 

解説

※下記リンクで作成したカードからスタートしますので、こちらもご参考ください。
 
こちらのカードは「売上」カラムを2つ使用しています。
 
今回は「目標」を同時に表示させたいので、「目標」を2つドラッグ&ドロップしてこの並び方にします。
 
次に「チャートの設定 > 一般」を開き、図のように設定します。
 
💡
ここが、折れ線+棒グラフ、累計の設定のわかりづらい点です。 記事の後半に、解説と様々なパターンを設定した結果どうなるかを例示しています。
 
最後に凡例の表示を変えるために、「データラベル」書き換えます。
 
完成です。
 
 

折れ線+棒グラフ、累計の設定

グラフを作る思考過程だと、
棒グラフをどうするか?   → 折れ線グラフをどうするか?
ですが、カードの作成過程では、
折れ線グラフをどうするか? → 棒グラフをどうするか?
になるので、先に折れ線グラフを作った方が楽に作業できます。
 
 

折れ線の数、累計の数をいろいろなパターンに設定

以下に、入力数値を色々変えて実験した例を掲載します。
余裕があればお手元で試してみると、より理解が進むと思います。
 
グラフタイプが「折れ線+集合棒グラフ」だと、「系列の数」= 1とみなされます。
 
「系列の数」= 1、「累計行数」=デフォルト の場合(上記と同じ)。
 
「系列の数」= 2、「累計行数」=デフォルト の場合(折れ線・棒が同じ値を示している)。
 
「系列の数」= 1、「累計行数」= 1 の場合。
 
「系列の数」= 2、「累計行数」= 1 の場合。
 
「系列の数」= 2、「累計行数」= 2 の場合(今回作りたい形)。
 
番外編
「系列の数」= 2、「累計行数」= 2、「累計バー数」= 1 の場合。
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