【Domo】freeeのデータを接続する方法を紹介

はじめに

経理・会計系のクラウドサービスとしてシェアNo.1のfreee。各種帳票の管理や仕訳入力の自動対応、スマホ上での承認など、多機能で便利なサービスです。
ステータスの管理や傾向把握など、個々の帳票のリスト管理に留まらない全体分析ができれば、会計業務がさらにスムーズになるのではないでしょうか?
会計業務のDXをさらに加速させるには、データの自動連携を行い、データをわかりやすく、かつスピーディにグラフ化することができるBIツールを活用することがおすすめです。
今回はBIツールであるDomoに、freeeデータを接続する方法をご紹介します。
 

解説

①接続設定に必要な事業所IDを用意する

 
接続の設定を行うにあたり、freeeのアカウント情報をDomo上で入力する必要があるため、必要なID情報をまずfreee上で確認します。
接続を行う企業のfreeeアカウントに紐づく事業所IDをAPIをコールし取得します。
一見難しそうですが、下記手順を進めることで簡単に確認できます。
 
まず、freeeアプリストア内の下記のページにアクセスします。
 
下記の画面が表示されます。「ユーザー情報」の欄にfreeeアカウントに紐づく自身のメールアドレスが表示されていることを確認し、「freee APIの利用を開始する」をクリックします。
 
数分後、先ほど表示されていたメールアドレス宛に下記のメールが送信されます。「アクセストークン取得ページへ」をクリックします。
 
下記の画面が表示されるので、「許可する」をクリックします。
 
すると、下記の画面が表示されます。(スクリーンショットは一部のみ抜粋)
freee Developers Community - freee API スタートガイド のページ内「2.最初のAPIコール(ブラウザから)」で案内されている通りの手順を行うと、事業所IDの取得を行うことができます。
 
 

②Domoからfreeeに接続する

まずDomoにログインし、「データ」タブから「データを接続」>「コネクター」をクリックします。
 
次に「freee」と検索するとfreee Connectorが表示されます。コネクターのアイコンをクリックします。
 
まず、資格情報・アカウント情報の設定を行う画面が表示されます。「接続」のボタンをクリックします。
 
すると別ウインドウが開かれ、下記の画面が表示されます。「許可する」をクリックします。
 
Domoの画面に戻ると、下記画面が表示されます。「freee Third Party Account」が上記手順により設定されたアカウントアカウントです。プルダウンで選択し、右上の「次へ」をクリックします。
(もし他のアカウント情報を追加する必要がある場合は、プルダウンの下にある「アカウントを追加」から設定を進めることができます。)
 
下記の画面が表示されるので、必要情報を入力・選択します。完了したら「次へ」をクリックします。
💡
報告Domoで取得するレポート内容を選択します。(報告と書かれているのは”Report”の翻訳ミスと思われます) 会社ID:本記事冒頭の①で取得した事業所IDを、ここに入力します。 基準日:入力が任意の項目です。勘定科目に関連付けられている税分類は、基準日の税率に基づいて計算されます。
 
取得が可能なレポート一覧はこちら(三角マークをクリックで展開します)
レポート名内容
マスタ-勘定科目一覧勘定科目一覧を取得する。
マスタ-取引先一覧取引先一覧を取得する。
マスタ-品目一覧品目一覧を取得する。
マスタ-部門一覧部門一覧を取得する。
マスタ-メモタグ一覧メモタグ一覧を取得する。
マスタ-口座一覧口座一覧を取得する。
レポート-明細一覧明細一覧を取得する。
レポート-取引一覧取引一覧(収入/支出)を取得する。
レポート-貸借対照表貸借対照表を取得する。
レポート-損益計算書損益計算書を取得する。
レポート-仕訳帳generic形式の仕訳帳を取得する。
 
 
更新スケジュールの設定画面が表示されるので、必要な更新形式を指定します。完了したら「次へ」をクリックします。
特に、更新方法の欄では置き換えか追加かを選択することができますが、デフォルトでは空欄になっています。指定しないままだと更新時にエラーとなるため、必ず選択してください。
 
最後にデータセット名と説明書きを記入します。完了したら「保存して実行」をクリックし、設定は完了です。
 
 

③接続されたデータの中身を確認する

 
上記までの手順が問題なく設定できていれば、下記の画面が表示されます。ただし、データ量によっては読み込み待ちの時間が発生することがあります。
 
「データ」のタブを選択するとデータテーブルの詳細を確認することができます。
 

最後に

いかがでしたか?
Domoからfreeeに接続する方法をご紹介しました。
freeeのデータをDomoで可視化することで大量データをスピーディに、より詳細に分析することが可能になります。またDomoにはfreee以外のコネクタも豊富にあるので各種データを連携させることにも向いています。
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