【Domo】データがない(null)行だけを抽出するフィルタを作成する方法 ~IFNULL、NULLIF~
ここでは、知っていると作業がはかどるBeast Modeで使える関数、 IFNULLをご紹介します。
Domoを使い始めたてのときによく躓くポイントの一つに、
「nullでフィルタリングできない」というものがあります。
null(ヌル)とはデータがない状態を表すもので、
Domoとしては、「ないものを指定することができない」ので
エラーになったり、無視されたりします。
この「無視される」というのが厄介で、エラーになってくれれば気づいて
対処の仕様もあるのですが、気づかず放置されて、
知らない間に間違ったデータを見ていたなんて言うこともあります。
ですので、このデータにはnullはないと確信できる場合を除いては、
nullの状態が発生することを前提に数式・フィルターを書くのが無難です。
間違ったnullの扱いをするとどうなるのか、下記にキャプチャをのせます
初期状態
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/16e24e81-878c-4372-970c-583e540a76f9/4a548e4b30f6a320ea6fcca46b1cc53e.png)
num = 0 でフィルタリング。問題なし。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/f68d04b8-0890-4757-aeb1-4b0e2e9c301a/f3335e9243f38723b2caf973cb1f4f6f.png)
num = null でフィルタリング。異常終了
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/fe32bbe8-afec-4366-9baa-bf9a2ec448f6/414d88f40a37ff4aeb89b98ea6c514ee.png)
以上のように、nullでフィルタリングするとエラーになるので、
「nullの行だけをフィルタリングしたい」時はifnullという関数を使います。
このビーストモードの意味は、
‘num'がnullだったら’ヌル’を返す、nullでなければ`num`を返す
になります。
これを使ったのが下記です。
num_ifnull = ‘ヌル’ でフィルタリング。問題なし
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/atara/c8d07a7e-3eae-4b55-9cb1-2c101ca68cec/4b0c0dbdae4609d122fbffda4276bbc2.png)
このようにIFNULLを使うと、「あるカラムがnullの行だけをフィルタリングする」という操作が可能になります。
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