データの縦持ち/横持ちとは?ポイントと実例を紹介
BIツールを使い始めると、どうしても可視化の部分に目が行きがちです。
データから目的に合った洞察を得るために可視化はとても有効な手段ですが、その元となるデータ構造が可視化に適した形になっていないと思わぬ苦労をすることになります。
ここでは可視化、ひいてはデータの分析や活用全般を汎用的に行えるようにするために必要な概念である、データの縦持ち、横持ちについて解説します。
解説
まず縦持ち、横持ちとはなんなのか例を載せます。
縦持ち
横持ち
大雑把に一言で言い切ると、
縦持ち:1件1件のデータ(レコードとも言います)を縦方向に蓄積したもの
横持ち:いくつかの軸を縦横に配置し、交差するセルでデータを表したもの
のような感じでしょうか。
ちなみに相互に変換は可能で、
ピボット(PIVOT) :縦持ち→横持ち
ピボット(UNPIVOT):横持ち→縦持ち
と言います。
横持ちの方が人間には理解しやすいですが、コンピュータに加工・可視化させることを考えると、
断然「縦持ち」をおすすめします。
データを用意、加工するときは、
- まずはベースとなる縦持ちのデータを作る(または蓄積する)
- 表形式で理解・解釈するための可視化をするときにはじめて、横持ちにする
下記は両者の特徴をまとめた表です。
上記のほかにもインターネットで検索するといろいろ説明が見つかるので、興味のある方は調べてみるとよいかもしれません。
・会社のデータをもっと有効活用をしたい
・BIツールを導入したい
・BIツールに取り込みたいデータソースがある
・BIツールの効果的な可視化についてもっと知りたい
・組織においてのBIツールの定着化をもっと推進したい
・新しいKPIを作りたいが、自信がない
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